アルバイトが決まった!初日までに準備しておきたいことは?

アルバイトを始めるにあたり、初日の振る舞いや身だしなみは、第一印象を決める大事なもの。そこで今回は、初日を迎えるまでに確認しておきたいことや、初めて会ったメンバーに好印象を与えるあいさつ・自己紹介のコツなどについてまとめてみました。

 

初出勤日までに確認しておきたいこと

 

アルバイトの採用が決まったら、出勤初日までに以下のことをチェックしておきましょう。

 

初日の到着時間

店舗や会社など、業種によって指定される時間はさまざま。勤務に備えた準備について説明されるケースもあるので、当日は何時に出勤すればいいか事前に確認しましょう。

 

 

担当者と連絡先

当日誰を訪ねればいいのかわからないと、アルバイト先に到着してから慌ててしまう可能性も。担当者の名前と連絡先を確認しておけば、遅刻や不測の事態などが生じた場合の連絡先も確保できます。

 

 

持ち物

職場のマナーや仕事内容など、教わったことを記録するためのメモ帳と筆記用具は必携です。シフトを聞かれることもあるため、自分の予定を確認できるスケジュール帳や学校の時間割などを持っていくといいでしょう。子どもがいる場合は学校の行事予定も確認しておくと◎。当日にアルバイト契約の手続きが発生する場合は、印鑑や通帳を指定されることもあります。

 

 

身だしなみ

清潔感のある服装を心がけましょう。長い髪の毛は結ぶほか、目にかかるほど長い前髪はわけるなどの工夫も大切です。汚れたスニーカーや短パン、大ぶりのアクセサリーなども避けたほうがいいでしょう。飲食店の場合は香水をつけて行かないのが無難です。

 

私服で働く場合、業種や勤務先の社風によって適した服装は異なります。ジーパンやスニーカーでOKな職場もあれば、オフィスカジュアルを求められる場合も。悩んだらバイト先に確認しましょう。「皆さん、どんなお店で服を買うことが多いのですか?」と教えもらうのもひとつの案です。

 

 

快適なアルバイト生活のためにも、第一印象はできるだけよくしておきたいもの。マナーに気を配るほか、電車の乗り換えミスや道に迷ってしまうなどのハプニングにも対応できるよう、早めに家を出ることをオススメします。

 

 

初日のあいさつで好印象を与えるコツ

 

 

初日の勤務時、大切なのがあいさつと自己紹介です。一緒に働く相手によい印象を与えられるよう、以下の2つを心がけましょう。

 

・気持ち大きめの声で、明るくハキハキとしゃべる

・笑顔を忘れない

 

上記を踏まえたうえで、「今日からお世話になります、○○です。よろしくお願いいたします」とシンプルにまとめるのがベター。初日から長々と自分のことを語りすぎないのが無難です。ただし、「どの程度実務の経験があるか」といった内容であれば、自己紹介に織り交ぜてもOK。職場の人が仕事を教えるうえで「どこから教えればいいか」「どのように教えればいいか」などを考慮することができます。

 

自己紹介をする際には、教育担当者が先に「新しく入った○○さん」と紹介してくれるケースがほとんど。「誰に、どこまであいさつをすればいいのか」という点に関しては、あまり気にしなくて大丈夫です。

 

 

気になることは、勤務が始まる前に確認を

 

アルバイトの場合、採用の手続きや労務管理が事業所によって異なるため、なかには書面での契約や労働条件の確認をせずに雇用するケースも。勤務をスタートさせてから「思っていた条件と違う」と困ることのないためにも、応募した求人情報サイトや求人誌に掲載されていた情報を記録しておくことが重要です。気になる点があれば、勤務がスタートする前に質問して解消しておきましょう。

 

 

まとめ

 

職場環境やマナーは、勤務先によって異なります。勤務初日を迎えるにあたりわからないことがあれば、自分で判断する前にアルバイト先に確認することが大切。「こんなことを聞いても大丈夫かな」と心配しなくても大丈夫です。やる気があるとみなされ、好印象を得られるでしょう。

 

期待と緊張、不安など、さまざまな想いを抱えて臨むアルバイト初日。心配事はできるだけ事前に解消して、勇気を持って最初の一歩を踏み出してみましょう。

 

監修:株式会社ジーズコンサルティング/国家資格キャリアコンサルタント 戸田敏治

取材・執筆:畑菜穂子

イラスト:藤田マサトシ

図版:藤田倫央

編集:波多野友子(ノオト)